ドラゴンフルーツの栄養と健康効果

ドラゴンフルーツの味

 

 

若干前述しましたが、ドラゴンフルーツの果肉は、シャリシャリ、サクサクとした食感があり、味自体はさっぱりとしたほのかな甘さがあります。酸味はほとんどありません。派手な外観からすれば味はかなりおとなしいといった感じなのです。

 

 

あえて種類別に言うと、ホワイトドラゴンはほのかな甘味と酸味、レッドドラゴンはホワイトよりも甘くてほのかな酸味を持ちます。イエロードラゴンはホワイトやレッドより更に甘くて酸味はありません。

 

 

濃厚な甘味を持っているのはピンクドラゴンで、一般に販売されているドラゴンフルーツの中では一番甘いでしょう。いずれにしても、日本では一般的にドラゴンフルーツは「味が薄い」という評価になっています。

 

 

ところが日本で流通しているのは殆どが輸入品です。つまり、日持ちさせるために未熟果の時に収穫されているのです。実は収穫後のドラゴンフルーツはほとんど追熟しません。木成りでないと糖度が増さない果物なのです。その結果、追熟していない味が薄いものを食べているのです。

 

 

東南アジアで一番流通量が多い白肉種は、品種改良されていない原種に近いものが多く、未熟なために果物というよりも野菜と言った風味です。しかし、固定された品種でしっかり樹上で完熟させれば、糖度も20度程度にはなります。その代わりに日持ちがしないので、一般市場には流通しないのが残念です。